下記の通り公開講座を開催いたします。たくさんの方のご参加をお待ちしています。
日時:
2022年12月10日(土)10:30~12:30
講師:
丹羽敏雄さん
参加方法:
- リアル会場参加 定員10名 アトリエ・ルリユール(東京多摩市一の宮2₋28-6-2F)
- オンライン参加 ※お振込み確認後にURLをお送りします。
- 後日視聴(12月配信~2023年1月14日まで)
参加費:
一般 3000円
JAANおよび医療の会会員 2500円
学生 1000円
申込み:
https://forms.gle/SnM5NdUh6Lr8AG979
※申込み締切り11月30日
主催:
日本アントロポゾフィー看護協会
問合せ:
https://anthro-nr.jpn.org/contact
申込用QRコード
講師紹介:
丹羽敏雄
津田塾大学名誉教授、理学博士。人智学をドイツ、イギリスで学ぶ。
シュタイナーに関連する著書 (全て涼風書林) に、『星々と木々 ゲーテ・シュタイナー科学への道』 『シュタイナーの老年学 老いることの秘密』 『百合と薔薇 ゲーテ=シュタイナー的自然観察への誘い』などがある。
講師より:
私たちにある程度なじみのある概念に「風土」があります。それは中国の非常に古くからの概 念である「風水」と類似しています。風土とは、狭い意味では、四大、すなわち地・水・空気・熱 の4元素(エレメント)の織り成しであるといえます。あるいは別の観点から観れば、宇宙的要素と地上的要素との間の絡み合いを表しているとも言えるでしょう。それらは、空間的には熱帯雨林や砂漠、草原地帯、極地などの気候区分と密接に関わっており、また時間的には季節の変化の中に顕われます。風土はもちろん外的な自然環境を基礎としてそこに住まう人々の生活様式や文化をも表しています。
本講座はそうした「風土」という考え方・捉え方を、植物や人間有機体のあり方、とくに病気 、さらには人間の魂に対して、もちろん具体性を大切にしつつ、適用することを目指します。それによって、私たちが普段慣れ親しんでいる現象を通して、例えば植物と人間それ自身や、それ らの間の関連・類似性について、より具体的にイメージでき、さらには実際に役立てることができるようになればと思います。